目が覚めるとそこは謎の森の中だった。
そして、目の前には明らかにこちらに向かって喋りかけてくる一人の少女がいた。
自分が記憶喪失だということを伝えると、少女はエーナと名乗り、彼女も記憶喪失なのだと言った。
エーナが暮らしている村まで案内してくれるということで森を歩き始めたのだが、エーナはそもそも森で迷子になっていたらしい。
しばらく森を彷徨うと、同じように迷子になっていた冒険家シェロと出会った。
記憶喪失が２人に迷子が１人。
こうして、なんとも頼りないパーティーがここに誕生した！
コミカルが炸裂しすぎて笑いがゲシュタルト崩壊する！？
超王道RPGなので基本的な説明は不要かもしれない。
なので、この作品の最大の特徴とも言える『楽しい会話』に触れていこう。
ゲームを始めたらすぐにその面白さに気がつくと思うが、この作品に登場するキャラクターは、みんな個性的でイカれたヤツばかり！
普通に会話できないのか！？
と言いたくなるほどコミカルで楽しい会話シーンが盛りだくさん。
かと思えばシリアスなやり取りがあったりして、お互いの距離感や関係性が垣間見える瞬間がエモさをより強調してくれるのだ。
そして、忘れてはならないスキットシステム！
道中にある吹き出しの場所を調べると会話イベントが発生する。
ゲーム進行には一切関係のないイベントだが、この作品最大の特徴でもあり優れた点でもある会話が楽しめるとあっては、これを見逃すわけにはいかないだろう。
スキットを見ることで信頼度が上昇し、実績が解除されていくようで、どこかしらで役立つのは間違いなさそう。
取り逃すと消えてしまう時限イベントも多そうだから、取り逃しのないように進めたいところだ。
謎解きがムズすぎて頭がパーンってなるよね？
ダンジョンでは謎解き要素もある実にRPGらしいRPGだ。
でも……ちょーっと難しすぎないかな？というのが個人的な感想。
なんでかというとあまりにもヒントが少ない上に難解なのだ。
序盤にあった迷いの森とか、ヒントを聞いても理解できなかったもんね。
言ってることが難しすぎんよぉ……。
というアンポンタンなプレイヤーのためを思ってか『答え』まで用意しているのは素晴らしい。
何度もヒントを見ていれば、答えを教えてくれる優しみ仕様で、迷いの森も一切抜けられなかったので、ゴール地点までひとっ飛びでワープさせてもらった。
ホントニアリガトウゴザイマス、サークル様。
という感じで、悩ましい謎解きが楽しめるので、頭の柔らかさに自信がある人は、ノーヒントで頑張ってみるというのも一興だぞ。
じつはかなり戦略的なRPG？可愛い敵も倒しづらい！！
王道RPGと言ったが、戦闘は意外と凝った作りになっている。
攻撃には、斬、打、突などの属性が決まっていて、それによってダメージの通りが変わる弱点・耐性システムが採用されている。
それくらいならRPGには良くあるシステムなのだが、思った以上に弱点・耐性に重きを置かれているようなのだ。
弱点を突いていかないと戦闘はやや厳しい感じもするくらい属性は重要と言っていいだろう。
敵と戦う際には弱点属性を意識すると、攻略がよりスムーズに行くかもしれない。
逆に、炎や水などの魔法属性は無いようなので、むしろシンプルなのでは？？
そして、ゲーム攻略のもう一つのカギになるのが『スキル習得』だ。
レベルアップにより得られるSPを使って、スキルツリーから新たなスキルを覚える。
これも良くあるシステムだが、エナトス・レディは一味違う。
なんと、スキルが振り直し放題！
さらに、スキル習得状況をセーブ＆ロード可能！！
これの示すところは、ボス戦によってスキルを変えながら戦えるということに他ならない。
たとえば、突弱点なら突属性のスキルを覚えていったり、毒攻撃を使ってくるなら毒耐性、即死攻撃があるなら即死耐性を覚えていくなど、
その場の状況によって、臨機応変に習得スキルを変化させることができるのだ。
スキルを自動取得していってくれるおまかせモードもあるのだが、個人的にはやっぱり、プレイヤー自身で考えて、試して、変えていくというのが、ゲームの楽しみ方の一つだと思うので、そこは是非、手動でのスキル習得を遊んでみて欲しい。
それにしても敵が可愛い！！可愛すぎる！！
女の子型のモンスターもいっぱい出てくるし、どんな敵が出てくるかも楽しみになっちゃうRPGなのは間違いない！
武器ガチャ引くぞぉおおおおおおおおお！！！URこいRUこい！！！だけど来ない！！
敵や宝箱から手に入る特殊なアイテムを使って武器ガチャが引けるのも特徴の一つだ。
というより、武器はこのガチャからからしか手に入らないと言っても良い。
レア度１～３の中からランダムに出現するので、本当にただの運任せだが、運さえ良ければ序盤からかなり強い武器が手に入るというのも魅力的だ。
セーブ＆ロードという禁断の方法もあるが……そこはプレイヤーにお任せしよう。
ガチャで引いた武器を、さらに武器強化できるシステムもあるので、ゲーム攻略においては武器ガチャもかなり重要なポイントを占めているのだ。
これっていわゆる……凸システムってやつだよね。完凸までいくには死ぬほど同じ武器引かなきゃいけない鬼仕様……ｗｗ
ヒロインたちからやたらエロいことに誘われるんだけど、ここってもしかして天国かなにかですか？
ヒロインたちは全員処女（たぶん）。チンポも見たことがないようなキャラばかりなのに、エロいことが大好きで、主人公のチンポに興味津々のエロキャラばかりだというから驚きだ。
これはもう主人公のチンポから特殊なフェロモンでも出ていないと説明がつかない気もするが、エッチなことができればそれでいい気もするので、もうどうでもいいかｗ
基本的にはストーリーが進むとエッチシーンが発生するという感じなので、探さないでもシーンに辿り着けるのは嬉しい。
そして、主人公とヒロインのイチャラブエッチがメインということもあり、陵辱色のまったくないエロ同人RPGをやるのは本当に久しぶりなので、心が穏やかになるのを感じてしまう。
ややヒロイン側が優位というのも、ソフトS好きには堪らないシチュエーションだ。
メインパーティーだけでロリからお姉さんまで取り揃えられている充実ぶりで、夜這いフェラや、お風呂での手コキ、眠っているロリっ子に強制フェラなど、ちょっとアブノーマルなシチュエーションも盛りだくさんで楽しめるエッチシーンは見どころ満載だぞ。
王道、そして王道！作り込まれた世界観とストーリーを楽しめる王道RPG！！
作りは本格派。ゲーム難易度としても高めのRPGだ。
プレイ時間も１５～２５時間と長編RPGの様相を呈するが、それもこれも、ストーリーの作り込みによるものだというのが直ぐに理解できる。
キャラクターがとにかく魅力的なので、すぐにその世界観に引き込まれることだろう。
そして、少しづつ解き明かされる謎も気になり、休むまもなくあっという間にクリアしてしまう、なんてこともありえそうだ。
難易度を下げれば初心者でも余裕でクリアできるようになるので、難しいと感じたら、ヒントを見る、答えを見る、戦闘難易度を下げる。
これらをやっていけば初心者プレイヤーでも十分クリア可能だろう。
とにかく、ストーリーとキャラクターがよく作られた王道RPGなので、RPGらしいRPGを遊びたい！！という人にうってつけのオススメゲームだ！
（レビュアー：みゃたろー）
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